お寺のご案内


宮城県気仙沼市本吉町の清凉院は、福井県にある永平寺と、神奈川県横浜市鶴見にある總持寺を本山とする、曹洞宗の寺院です。 開創は永禄元年(1558年)、本巌元州和尚によって開かれたと言われています。
現在の本堂は、平成6年(1994年)、開山400年を迎えるのを機に檀信徒からの浄財をもって改築されました。
平成23年(2011年)、東北地方を襲ったマグニチュード9.0の大地震と大津波により、当山周辺の集落は甚大な被害を受けました。 当時は本堂を中心とした境内地を、檀信徒を中心にした多くの被災者に避難所として解放し、5ヶ月以上、寝食を共にしました。 また同時に、ボランティア団体の活動拠点としても提供し、様々な活動の支援を行いました。 現在はその後継団体であるNPO法人浜わらすの活動を、継続支援しております。
境内は、三陸の海を望める高台に位置し、本堂を中心とした伽藍と、墓地、大規模駐車場があります。 また木々も豊富に植樹されており、春の桜、秋の紅葉など、自然溢れる寺院となっております。

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樹木葬とは


樹木葬とは、従来の墓石にかわって木を植える埋葬方法で自然葬とも呼ばれます。 沢山の木々を植えてその場所を里山にする「里山型」や、一本の木をシンボルにする「シンボルツリー型」、洋風の庭園を模した「庭園型」など全国に多種多様な樹木葬があります。 しかし本来の樹木葬は、その土地の環境を保全することを目的とすることが第一義です。
清凉院では、皆さまからいただいた浄財を、樹木葬墓苑を含む境内環境の整備に充てさせていただき、訪れる人がやすらぎを得られるような寺院にしていく予定です。

清凉院の樹木葬


現在、お墓を継承していくこと、維持していくこと、そして新たに持つことは難しい時代になって参りました。 そこで私たち清凉院は、後継者がいない方々もお求めいただける「樹木葬」という新しい考え方の墓苑を整備致しました。 樹木葬は、現在全国各地に整備されていますが、清凉院の樹木葬は、単にお亡くなりになられた方々を埋葬するだけではなく、境内地の景観および豊かな環境を保全していくことを目的とした墓苑となっております。 樹木葬墓苑は、2つのタイプがあります。1つは、ご家族4名様まで埋葬できる「草原の苑」、いま1つはお一人用の「森の苑」です。 どちらのタイプの墓苑も永代供養のお約束を致しますので、将来のご供養の心配は不要です。また墓苑の管理も当山が行いますので、ご安心いただけるしくみとなっています。

清凉院樹木葬 結の会しくみ


結の会へのご入会手続きは、原則ご本人さまと執り行いますが、既にお亡くなりになられた方の分や、様々なご都合でご本人さまがお手続できない場合は、代理の方でも可能です。 また、お約束の単位は、「草原の苑」が4名様まで、「森の苑」がお一人おひとり(個人墓)となります。

◆ 費用に含まれるもの


・戒名

お手続をされた全ての方に、曹洞宗の戒名をお授けいたします。男性は清信士、女性は清信女となります。

・碑

お手続をされた全ての方の埋葬される場所に、俗名を記した御影石の碑を設置いたします。

・埋葬

<草原の苑>最初のお一人がお約束された時点で、残りの三名様までの区画をお決め頂けます。
埋葬は、その決められた場所にお一人おひとりの遺骨を、木綿の白布に包んで埋葬いたします。

<森の苑>森の苑区画内のお好きな場所に埋葬が可能です。

・永代供養

没後、すべての方を永代にわたりご供養いたします。ご供養は、毎年の地蔵盆の際に、お戒名の読込み供養を行います。


◆ 費用(いずれも消費税はかかりません)


・草原の苑(4名様まで)

お一人目 40万円 お二人目以降 20万円

・森の苑

お一人  30万円

※入会者がご健在の間、年間5千円の護持会費をいただきます。

◆ その他


清凉院結の会会員がお亡くなりになられた場合、ご希望がございましたら、葬儀の読経、ご回向に伺います。また当寺でも葬儀を執り行うことが可能です。 さらに没後の回忌法要なども当寺で承ります。様々な仏事のご相談も可能ですので、遠慮なくご相談ください。

周辺環境


清凉院のある本吉町は、宮城県気仙沼市の南に位置し、海の青と空の青に抱かれた風光明媚な地にあります。 東北地方有数の海水浴場である大谷海岸は、車で5分と至近の距離にあり、海水浴はもちろん、釣りやキャンプ地の適地でもあります。 アクセスは、三陸道の本吉津谷I.C.、大谷I.C.を利用し、国道45号線を経由して当山まで到着できます。 仙台方面からも三陸道の開通により、至近になり簡単にアクセスできるようになりました。

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